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外構・エクステリアリフォームの事例・費用相場
2022.12.01
住宅のリフォームと聞くと、住宅そのものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、住宅以外のリフォームも重要です。
特に外構は住宅の印象を左右するだけでなく、防犯性などにも関わるため非常に重要と言えます。
外構やエクステリアは、住む人や周りの環境によって必要な要素が全く異なります。
そのため、リフォームの際は、業者とプランを慎重に練り、要望を細かく伝えていくことが重要になります。
「どういう外構にしたいのか」というのをイメージしておく必要があります。
また、「どんな工事にどれくらいの費用がかかるのか」を大まかにでも把握しておくと予算が立てやすくなります。
そこでこの記事では、外構やエクステリアのリフォームの事例を中心に、費用の相場や工事期間についても解説していきます。
自分の家の外構・エクステリアを想像しながら読み進めてみてください。
外構リフォームとは
まずは外構リフォームについてご紹介いたします。
外構とは?
外構とは門、カーポート、アプローチなど住宅の外側にある構造物を指します。
また、構造物だけでなく庭なども含まれています。
住宅によって外構の規模には差がありますが、住宅の印象を大きく変える重要な要素であるだけでなく、暮らしやすさにも関わる大事な場所です。
エクステリアとの違い
外構と混同されやすい言葉にエクステリアがありますが、エクステリアは住宅の外側の空間を意味します。
そのため、外構はエクステリアの一部と考えてください。
外構がいくつも集まってエクステリアが構成されているということです。
新築の場合、本体工事には外構が含まれない?
住宅を建てたことがある方はよく知っているかもしれませんが、住宅本体の工事には外構工事が含まれていないことが多くなっています。
特に注文住宅では何もない土地に建物を一から作り上げていくため、外構も別として考えなくてはなりません。
将来、新しく住宅を建てるかもしれないという方は外構工事費用についても確認しておきましょう。
外構リフォームにかかる費用相場
外構リフォームは規模によって非常に金額が変動しやすい場所です。
たとえば庭を含め全体をリフォームする場合は200万円以上することがありますが、柵だけをリフォームしたい場合は数万円で済むこともあります。
一般的には50万円以下のリフォームが中心となっており、高くても100万円以下のリフォームが外構リフォームの半数以上を占めています。
そのため、外構工事の前はリフォームで何をしたいのかを明確にしておきましょう。
また、家のまわりのエクステリア工事と、庭やガーデニングの造成は同じタイミングで依頼をした方が全体の予算を抑えられます。
ただし、予算に限りがあり、できるだけ抑えたい場合は、ガーデニングはDIYで行うとよいでしょう。
エクステリアを整備していない家も多いですが、家の印象を大きく左右する部分です。
さらに、門扉やフェンスなどは防犯やプライバシーに関わる部分でもあるので、安全性も考えて、リフォームを検討してみましょう。
50万円未満でできるエクステリア・外構リフォーム
ここからは、価格帯別に一般的なエクステリア・外構リフォームの工事にかかるおおよその金額を見ていきます。
記載している金額には、外構設備などの材料費や工事費用、諸経費を含みます。
施工規模や使用する製品、材料によってはこの限りではありません。
詳しい内訳は業者による見積もり時に確認しましょう。
まずは、50万円未満でできるエクステリア・外構リフォームを紹介します。
部分的なリフォームがメインの価格帯なので、工期も短い特徴があります。
ただし機能を追加したり、使用する設備にこだわった場合は、部分的なリフォームであっても50万円以上することがありますので注意してください。
50万円未満なら、目安として以下のようなリフォームが可能です。
・門扉の交換
・カーポートの設置
・駐車場整備
・アプローチの工事
・手すりやスロープの設置
・照明の設置、交換
・庭の植栽
・バルコニー、ベランダの修繕
・ウッドデッキの設置
50〜100万円でできるエクステリア・外構リフォーム
50~100万円未満なら、目安として以下のリフォームが施工可能です。
・フェンス設置
・カーポート・ガレージの設置
・塀の施工
・サンルームやテラス囲いの設置
施工する範囲や設置する製品・材料によっては費用が変わります。
カーポートは2台以上になると50万円以上することも珍しくありませんが、素材によっては1台でも50万円を超えることはありますし、場合によっては2台でも50万円程度で済むこともあります。
また、50万円未満で紹介した施工内容のグレードを上げたリフォームもここに含まれます。
100万円以上でできるエクステリア・外構リフォーム
門扉やフェンスなどのエクステリア全体をリフォームする場合は、100〜150万円を超えてしまうことも多いです。
コンクリート打ちなどの基礎工事が必要なリフォームは、重機が必要になるため同時に工事をした方が効率的で節約にもなります。
いずれ改修する予定がある場合は、別々に実施するよりも同じタイミングで外構全体のリフォームをすることをおすすめします。
外構リフォームの事例
ここでは箇所別に、外構・エクステリアリフォームには費用がいくらくらいかかるのかを解説していきます。
門扉・門柱
門扉は、通常のドアと同様に開き方に種類が複数あり、上から順に高価なタイプです。
・スライド
・両開き
・親子開き
・片開き
自動ロックや電子錠などの機能を付けると値段が変動するので、注意が必要です。
また、別途インターホンなどを付ける場合は、室内の工事も必要なのでさらに費用が高くなります。
門扉の交換のみであれば、商品のグレードにもよりますが10~25万円で交換が可能です。
門扉を新しく設置する場合や、今のものとサイズが合わない場合、門扉を取り付ける門柱や塀の基礎工事、解体工事を含めると、20~40万円ほどかかります。
門柱には以下のような種類があります。
・機能門柱(既製品)
・ブロック門柱
・コンクリート門柱
・塗り壁(左官仕上げ)門柱
・レンガ門柱
・タイル貼り門柱
・石積み門柱
機能門柱以外にも、職人が一から仕上げる場合もあります。
ブロック、コンクリート、レンガなど使う素材によって、見た目の雰囲気が変わります。
機能門柱とは、表札、ポスト、インターホンなどを1カ所に集中させたオールインワン型の門柱で、グレードによって費用が大幅に変わります。
カーポート
カーポートには支柱が片側のみと、両側にあるタイプがあります。
片側支柱タイプは主に1台用です。
本体価格は、10~40万円ほどが相場です。
両側支柱タイプは1~2台用で、強度があり、積雪や台風に強いという特徴があります。
本体価格は、20~60万円ほどです。
ただし、豪雪地域に適したタイプや、カーポートの機能性が高い場合はさらに高額となります。
アプローチ
アプローチのリフォームでは、砂利やタイルなどを敷き詰めたり、コンクリートで整備したりします。
使用する素材によってテイストが大きく異なりますので、家の雰囲気に合わせて検討しましょう。
使用する素材や、地面の状況・広さによって異なりますが、費用はおおよそ5,000〜3万円/㎡と考えておくとよいでしょう。
また、将来のことを考えて、段差をスロープにしたり、手すりを付けたりすることもあります。
ブロック塀・フェンス
古くなって黒ずんだブロック塀は見た目も悪く、地震時に崩れてケガをする危険性もあるのでリフォームしたいという人は多いのではないでしょうか?
コンクリートなどの厚めのブロック塀の多くは、強度を上げるために中に鉄筋が配されています。
見た目はしっかりしていても、雨水や大気中の二酸化炭素により中の鉄筋が腐食していることも。
特に、ブロック塀から赤さびが流れたような跡がみられる場合、鉄筋のさびが流れ出ている可能性があります。
地震、台風で倒壊する恐れもあるので、気になる部分があれば早めのリフォームやメンテナンスがおすすめです。
ブロック塀というとグレーのコンクリートブロックが思い浮かびますが、最近は色やデザインも多様化してきています。
溝を入れることによって、ストライプや正方形に見えるもの、色の濃淡でデザイン的な塀がつくれるものなど、和洋問わず、どんなタイプの家にも似合う素材が多く流通しています。
フェンスと比べると目線の抜けは少ないですが、低めにつくる、適度に透かしブロックを配置するなどで解消できます。
とはいえ、透かしブロックの入れすぎは強度不足になってしまいます。
その場合は、一部をフェンスにして目線の抜けをつくることもできます。
家に面している道路の人通りの多さなどを考慮して、施工会社に相談してみましょう。
ブロック塀のリフォームで多いパターンは、以下の3つです。
・ブロック塀を解体する 5千~1万円/㎡
・フェンスを新設する 基礎1万円/m+フェンス設置1~3万円/m
・ブロック塀を新設する 基礎1万円/m+ブロック積み1~1.5万円/㎡
通常のブロックは幅39cm×高さ19cmなので、約13個ブロックを積むと1㎡分になります。
ブロック塀の解体・撤去や新設は、平米単価で計算されます。
窓が隣家に面していて気になる場合などには、目隠しフェンスの設置がおすすめです。
格子状やルーバー状のフェンスなら圧迫感が少なく、視線を遮ってくれるためプライバシーを守れます。
デザインや機能も多様で、リアルな木目をプリントしたアルミフェンスなどは、腐ることなく自然な雰囲気を演出することが可能です。
外からの視線を遮りつつ、敷地内からの目線が通るルーバー状や、防音、採光性を重視したものなど、機能もさまざまです。
また、隣地との境目に低いブロックがある場合、既存ブロックの上に設置できるフェンスもあります。
そういったものを選べば大掛かりな工事は必要なく、コストを削減できます。
目隠しフェンスは、通常のフェンスのように通りに面して長く設置することも可能です。
ただし使用するフェンスの枚数が増えるので、その分、工期と費用を見積もっておきましょう。
広い面に目隠しフェンスを設ける場合、目線の抜けが少ないと家の中から外が見えず、息苦しさを感じてしまいます。
ある程度隙間がある、または、室内で立ち上がったときに目線が通る高さのものを選ぶとよいでしょう。
設置した上でもまだ目が気になる場合は、植樹、植栽などで対応するのがよいでしょう。
適度に目線が通り、庭の印象も明るくなります。
フェンスを新設する費用ですが、フェンスだけを立てることはできず、固定させるために基礎ブロックを積む場合が多いです。
基礎は1メートルあたり約1万円です。
フェンス設置費用は、商品のグレードによって変わります。
フェンスに使う素材には以下のようなタイプがあります。
上から順に、価格が高い素材となります。
・鋳物
・アルミ
・ウッド
・ステンレス
アルミ製のフェンスは1メートルあたり約1~2万円、木目調の高級感がでるフェンスは1メートルあたり約2~3万円です。
境界線を作るための目的で、目隠しは必要ないという場合は、メッシュフェンスを使えば1メートルあたり1万円以下で設置が可能です。
フェンスを設置、交換する際は、高さや風通し、家のデザインとの相性なども考慮しましょう。
駐車場
駐車場のリフォームは土間のリフォーム、カーポートの設置のように内容によって費用が異なります。
・リフォーム内容 費用相場
・カーポートの設置 35~60万円/1台分
・土間をコンクリートにする 約20万円/1台分
・土間をアスファルト敷きにする 約14万円
・土間を砂利敷きにする 約6万円/1台分
階段・スロープ
バリアフリーという点からはもちろん、ベビーカーや自転車などを玄関内に置きたい場合にも活躍するスロープ。
通りから見える場所につくるケースが多いため、デザインにもこだわりたいところですよね。
しかし、雨で路面が濡れた際の滑りにくさを優先することが重要です。
いくら見た目がよくても、滑ってけがをしては本末転倒です。
しかし、最近では滑りにくくてデザイン性に優れた素材も流通していて、以前よりデザインを選べるようになりました。
また、車椅子での通行も考えた場合、少なくとも幅80 cm以上、傾斜角度5%以下でつくる必要があり、庭にある程度のゆとりが必要です。
さらに、脱輪や足の踏み外し防止のために、両脇に縁石や手すりを設置する場合がほとんどで、実質、幅90cmは必要となります。
スロープを折り返すなど、スペース内に収めるつくり方もあるので、施工会社に相談してみましょう。
ただ、折り返しのスロープは移動距離が長くなり、人によっては階段のほうが使いやすいかもしれません。
その場合、住む人みんなの使い勝手を考えて、階段はそのままでスロープを設置することも可能です。
バリアフリーとしてスロープを付ける場合は、同時に門扉や玄関を開け閉めしやすいものにリフォームすると、より利便性を上げることができます。
階段の解体・積み上げにかかる費用は以下の通りです。
・積み上げ費用 2~3万円/段
・階段の解体・基礎工事・廃材処分費 5~10万円
・2階への外階段の設置 50~200万円
庭・エクステリア
庭やエクステリアのリフォームは、内容によって以下のような費用感になります。
・人工芝を敷く 約1万円/㎡
・天然芝を敷く 約5~7千円/㎡
・ウッドデッキの設置・交換 50~150万円
・サンルームの設置 40~100万円
外構リフォームにかかる費用をできるだけ抑える方法
外構工事やエクステリアリフォームにかかる費用をできるだけ抑えるための方法は、以下の5つです。
・シンプルなデザインに仕上げる
・工事は同時に行う
・可能な箇所はDIYをする
・相見積もりをする
・補助金が使えるか確認する
これらの方法を実践することで、相場よりも安くリフォームが行える場合もあります。
それぞれの具体的な方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
シンプルなデザインに仕上げる
外構のレイアウトやデザインをシンプルにすると、施工の手間が省けて費用を安くできる場合があります。
複雑でデザイン性の高い外構やエクステリアにすると、施工費や材料費がよりかかってしまいます。
こだわりたいポイントがある部分は優先的に取り入れて、リフォームの満足度は高いまま、他のリフォーム箇所にシンプルなデザインを採用して、費用を抑えるようにしましょう。
工事は同時に行う
外構工事で、希望する施工内容が複数ある場合は、同時に依頼すると人件費や諸経費などが抑えられます。
工事内容によっては、同時に依頼することで工期が縮められて人件費も抑えられます。
外構リフォームをお考えの際には、どの部分を施工したいか、リストアップしてみましょう。
希望の内容を業者に相談して、できるだけ同時に工事を行うようお願いしてみることをおすすめします。
可能な箇所はDIYをする
可能であれば、DIYで外構工事を行うことで費用を抑えられます。
DIYで行える外構工事には、以下のような内容があります。
・砂利やタイルを敷き詰める
・フェンスの設置
・ウッドデッキの設置
・ガーデニング
今は、フェンスやウッドデッキなどはDIYでも施工できるようにキットが販売されています。
簡易的なタイプにはなりますが、DIYでも施工が可能です。
ただし、仕上がりのよさや耐久性を重要視する場合は、業者へ依頼することをおすすめします。
相見積もりをする
相見積もりを行い、価格を比較して安い業者に依頼するのもおすすめです。
相見積もりとは、同じ工事内容で複数の業者に見積もりを依頼することです。
ただし、費用が安すぎる業者は施工不良が発生する恐れもあります。
見積書の内容を確認して、使用する部材や工事内容が適切に記載されているかチェックしましょう。
補助金が使えるか確認する
外構・エクステリアリフォームでは、工事内容によっては自治体から補助金・助成金が交付される場合があります。
お住まいの地域のホームページや役所で確認しましょう。
外構をおしゃれに仕上げるためのポイント
外構やエクステリアをおしゃれに仕上げるためのポイントは、以下の4点です。
・デザインを統一する
・ガーデニングを取り入れる
・門から玄関を奥行きある空間にする
・使いやすさを意識した動線や位置を考える
外構工事では、どのようなデザインにするか悩まれる方も多いです。
しかし、外構は家の顔ともいえる場所なので、お好みのデザインでおしゃれに仕上げましょう。
それぞれのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
デザインを統一する
外構の全体的なデザインを統一することで、おしゃれに仕上げられます。
おしゃれなデザインと聞くと、奇抜で斬新なイメージを持たれるかもしれません。
しかし、シンプルながらもデザインが統一されていれば、バランスのよい素敵な空間となるのです。
外構のデザインには、北欧風・和風・アジアンテイストなどのスタイルがあります。
北欧風に仕上げる場合は、ガーデニングや木材を使ったエクステリアを設置するとよいでしょう。
和風な外構にする際は、小さな池を施工したり、飛び石のアプローチに仕上げたりすると雰囲気が出ます。
また、アジアンテイストの外構では、南国にいるような心地よさを演出することが大切です。
ヤシの木を植えたり、照明にこだわると良いでしょう。
ほかにもさまざまなスタイルがあるので、お好みの仕上がりとなるように、業者に希望を伝えてデザインを考えてみましょう。
ガーデニングを取り入れる
花や木などを植えて、彩りのあるおしゃれな外構にするのもおすすめです。
庭に鮮やかな花を咲かせたり、外構のポイントとなる木を植えてみたりしましょう。
ガーデニングはDIYでも行いやすいので、外構リフォームの後に物足りなさがあった場合には、追加で工事をするのもよいでしょう。
門から玄関を奥行きある空間にする
門から玄関までを奥行きのある空間にすることで、広くておしゃれな外構に見せられます。
例えば、曲線のデザインのアプローチにすると、奥行きが出ます。
また、植木を活用して目隠しをつくることで、広い空間を演出できるでしょう。
使いやすさを意識した動線や位置を考える
外構には様々なものがありますが、独立して考えるのではなく、全てが一つのまとまりであることを意識しましょう。
動線や位置を考えることで、通りにくさや使いにくさを防ぐことができます。
日頃の動線を考え、それぞれの改善点を見つけることが大切です。
外構リフォーム業者を選ぶポイント
新築の家を建てた場合に、外構工事をお願いする先は「ハウスメーカー」か「外構専門業者」かを選べます。
それぞれの会社にはメリットとデメリットがあるので、希望に合わせて選びましょう。
ハウスメーカーに外構リフォームを依頼するメリット
・建築時、同時に打ち合わせができる
・支払いが一括
・家と外構の引き渡しが同時
ハウスメーカーに外構リフォームを依頼するデメリット
・中間マージンが発生して、料金が割高になるケースがある
外構専門業者に外構リフォームを依頼するメリット
・中間マージンが発生しない
・専門性が高い
外構専門業者に外構リフォームを依頼するデメリット
・改めて業者を探すため手間がかかる
・家の引き渡し後に工事となる
このように、どちらに依頼するかで、メリットやデメリットが異なります。
また、単純に施工費用が安ければよいというわけではありません。
人件費や材料費を削って粗悪な工事を行う業者や、必要以上に費用を盛っている会社も少なくありません。
そのため、外構リフォームが得意な複数の会社に見積もりを依頼して、最も相性のよい業者に工事をお願いしましょう。
続いて、業者選びのポイントを解説します。
施工実績を確認する
最近は幅広い工事を行う業者が増えてきてはいるものの、その業者の得意分野は把握しておく必要があります。
特に、カーポートやテラス、ブロック塀などの設置は、「建築基準法」の適応を受ける工事になります。
例えば、建築に詳しくない造園出身の業者に依頼するのは、避けるべきでしょう。
逆に、植栽や造園をメインにリフォームしたいのに、左官工事が得意な業者に依頼しても、樹木の特性を理解していない場合もあり、数年後、木が大きくなりすぎて隣近所に迷惑をかける可能性もありえます。
業者探しの際は、必ずホームページで施工例を見たり、実際に見積もりに来た場合は過去の実績を見せてもらいましょう。
保証やアフターフォローの有無を確認する
外構やエクステリアは、常に雨風や台風、雪の影響を受けることになる場所です。
工事後、アフターフォローがしっかりしている会社を選ぶようにしましょう。
加入している保険や補償内容をホームページや問い合わせで必ず確認しておきましょう。
相見積もりをする
相見積もりは、どんなリフォームにも共通することですが、業者選びが特に重要な外構・エクステリアリフォームでは、必ず行うべきことと言えます。
相見積もりをして、いくつかの業者に現場を見てもらい、その場で提案を受け、見積もりを提出してもらうことで、価格はもちろん、出されるプランも全く違ってきます。
特に、外構・エクステリアの全体的なリフォームを検討中の場合は、複数の業者にプランを提出してもらい、慎重に検討しましょう。
外構リフォームにかかる期間
外構やエクステリアのリフォームにかかる日数は、「施工範囲の広さや長さ」「外構の状態」「家の前の道路が資材を運搬する車両が通れるかどうか」「天候」によって大きく変わります。
そのため一概には言えないところではありますが、ここでは一般的な工事期間をまとめました。
・土工事(構造物を建てたりコンクリートを打設する際に土を掘る工事) 半日~1日
・フェンス設置工事 1~3日※長さによる
・ブロック塀工事 3~5日
・門扉設置工事 1~2日
・門柱設置工事 1~2日
・コンクリート工事 3~6日 ※天候による
・カーポート設置工事 1~2日
・ウッドデッキ設置工事 3~5日
まとめ
外構リフォームを行うことで、より素敵な住宅に見えるようになります。
ただし外構リフォームは、敷地の広さ、形、周辺環境などによって、リフォーム費用や期間など、一概には言えないことが多いので、実際にいくらかかるか、どのくらい期間がかかるのか、は業者に相談してみる必要があります。
業者選びは非常に重要なポイントになりますので、実際に依頼する場合は、複数の業者に見積もりを出してもらって納得のいく業者に頼みましょう。
外構リフォームをお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。