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塀・ブロック塀・フェンスリフォーム工事にかかる費用・相場
2022.12.07
外構のリフォームは、家の美観の面でも防犯の面でも重要です。
その中でも今回は、屋外で雨風や日差しに晒されるフェンスや塀のリフォームについてご紹介します。
塀には、ブロック塀やレンガ塀、フェンス塀、塗り壁仕上げなど様々な種類がありますが、ここでは、それぞれのリフォーム工事に必要な費用についても解説していきます。
塀・フェンスリフォーム工事を検討する前に
ブロック塀やフェンスなどの外構・エクステリアリフォームは、リフォームの規模によって、発生する工事と費用が異なります。
まずは、規模の大きさ別にリフォーム方法を紹介します。
既存の塀を取り替えるリフォーム
既存の塀が経年劣化してヒビや割れが生じている場合は、新しい塀と交換することになります。
家の美観が良くなるだけでなく、異なるテイストの塀と交換する事で、リフォームによって家の雰囲気を大きく変える事が可能です。
新しく塀部分を追加するリフォーム
塀の面積を増やすことで、家の防犯性を向上させ、屋外までの手すり替わりにも使うことができます。
既存の塀と同一種類の塀が入手できない場合は、別の種類を使う事になるため、雰囲気の相性をよく見極めておきましょう。
塀やフェンスの塗装リフォーム
既存の塀やブロックの表面、または基礎部分に深刻な劣化が生じていなければ、表面を塗装するだけでも美しさを取り戻すことができます。
ただし、ヒビの出所によっては重大な劣化が生じていることもあるため、入念な点検が必要です。
表面にヒビが生じている塗り壁やブロックは、基礎部分や内部構造に劣化が起きている恐れがあります。
ヒビが内部から起きている場合は、強風や地震での倒壊を防ぐために、一度すべて撤去し、新たに作り変えましょう。
塀やフェンスを塗装するリフォームの費用には、塗装費用の他に汚れ除去作業の費用が発生します。
費用相場は、汚れ除去作業に約1000円/㎡、塗装費用に約3000円〜4000円/㎡程度です。
また、塀の形状や塗料のグレードによって費用は変動します。
塗料によっては、既存の塀の素材と相性が悪い物があります。
塗料を弾く素材の場合、下塗り材の追加や、けれん作業などの下地調整を伴いますので、約8000円~1万円/㎡の追加費用をみておきましょう。
塀・フェンスリフォーム工事の種類と費用相場
塀・擁壁の費用には、「ブロック塀の擁壁の費用」「コンクリート打ちっぱなしの塀の擁壁の費用」「レンガ塀の擁壁の費用」の3つがあります。
まずは、ブロック塀の壁の費用をご紹介します。
ブロック塀のリフォーム費用
ブロック塀のリフォーム費用は、コンクリートブロックか化粧ブロックかで費用が異なります。
約10,000円〜15,000円/㎡となり、基礎工事に約4,000円〜10,000円で総額単価が約14,000円〜25,000円が相場となります。
また、ブロック塀を交換する場合は、別途で撤去・解体と処分の費用が必要となります。
その費用が撤去・解体に約5,000円〜10,000円/㎡となり、処分費に約20,000円〜30,000円となります。
コンクリート打ちっぱなしの塀のリフォーム費用
コンクリート打ちっぱなしの塀のリフォーム費用は、約15,000円〜20,000円/㎡が相場となります。
また、既設の塀からの交換する場合は、別途で撤去・解体と処分の費用が必要となります。
その費用が撤去・解体に約5,000円〜10,000円/㎡となり、処分費に約20,000円〜30,000円となります。
レンガ塀のリフォーム費用
レンガ塀のリフォーム費用は、費用はレンガの種類で異なります。
約8,000円〜15,000円/㎡が相場となります。
また、レンガ塀を交換する場合は、別途で撤去・解体と処分の費用が必要となります。
その費用が撤去・解体に約15,000円〜20,000円/㎡となり、処分費に約20,000円〜30,000円となります。
目隠しフェンスのリフォーム費用
目隠しのフェンスの費用では、まずは施工費用に支柱工事の費用と組立費用があり、これらの費用が1枚あたり約5,000円〜6,000円かかります。
それとフェンス・柵・塀の本体価格に1枚あたり約10,000円〜20,000円が相場となります。
また、コーナーがある場合は別途費用に部材カットにコンクリート打設でブロック塀にモルタル充填しなくてはいけないので1箇所あたり約15,000円〜20,000円かかります。
塀・フェンスリフォームの工事について
外構の素材や工法は様々ですが、必ず発生するのが、基礎工事や解体撤去です。
この工事の相場価格を把握しておくと、どのリフォーム方法を選んでも予算が立てやすくなります。
また、ブロックやレンガ塀の設置には、コンクリート工事が不可欠です。
コンクリートの基礎を作り、鉄筋を交わして塀の土台を作ります。
基礎の強度によりますが、約4000円~1万円/㎡が工事価格の相場です。
そして、どの素材と交換リフォームを行う場合でも、既存の塀の解体撤去費用は必ず発生します。
既存ブロック塀を撤去する場合は約4万円、産廃処分費用が約5000円〜1万円の合計4万5000円~5万円程度をみておきましょう。
塀・フェンスリフォームをする前に知っておきたい注意点
外構リフォームを行う前に、以下の点も知っておくと、追加工事の際に余計な費用がかかったり、見積もりに何度も時間を掛けたりといった手間を防ぐことができます。
ブロック塀の補強リフォームは万全に
気象庁では、地震の震度ごとの被害予想を提示しています。
震度5強の地震では「補強されていないブロック塀が崩れることがある」となっており、倒壊の恐れが非常に高い箇所です。
リフォームでは、強度の点検をしっかり行いましょう。
フェンスやブロック塀の高さ追加は危険
外構の設備は地震や強風の影響を直に受けるため、基礎に通常時以上の負荷をかける高さの追加は推奨されていません。
高さの変更には、基礎の追加や塀の交換等大掛かりな工事になるため、設置前によく確認しておきましょう。
将来のライフスタイルも配慮する
既存の塀に手すりを追加する場合は、塀と同時に設置する時よりも、追加工事の分費用が高くなってしまいます。
将来的に手すりが必要とならないかあらかじめ予想し、リフォームの際に前もって付けておくと良いでしょう。
業者選びが大切
フェンスや塀の外構は、敷地の境界を表す役割を持つと同時に、外からの視線を遮り、プライベート空間をつくる役割を果たしています。
選ぶ種類によってメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を理解して検討してください。
特に、防犯面には気を付けたいものです。
デザイン性だけでなく、周辺環境にあわせて防犯性を考慮したプランをアドバイスしてくれる業者を選ぶことをおすすめします。
フェンスとブロックを組み合わせた外構など、知識と経験が豊富なプロならではの提案をおこなってもらえるでしょう。
費用面ではリフォーム時にかかる費用だけでなく、完成後のメンテナンスや劣化によって発生するコストも鑑みて検討することをおすすめします。
まとめ
今回は塀のリフォームについてご紹介しました。
塀は、デザイン性だけで選ぶのではなく、防犯面など重要な役割を果たしてくれる存在です。
劣化して倒壊するまで放置しておくのは危険ですので、その前にリフォームを検討してみてください。
塀のリフォームをお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。