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門の修理にかかる費用|DIYでも修理できる?
2022.12.11
家の門扉が壊れることは珍しくありません。
壊れた門扉をそのままにしておくと、さまざまなリスクが考えられるため、早めの対処が必要です。
門扉が壊れた際に修理を行うと、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
本記事では、門の故障でよくあるケースと、修理する前に知っておきたい基礎知識、修理を依頼する際の費用、業者の依頼方法などについてご紹介します。
門扉とは
門扉とは文字通り門の扉で、家屋敷の顔と表現されることもあります。
また、使われる材質には耐久性に優れているものが選定され、アルミ鋳物が選定されることが多いです。
木製や鉄製のものもあります。
鉄製のものにすると存在感が出たり、アンティーク調など洋風の装飾ができますし、木製のものにすると自然で落ち着いた和風の雰囲気になるなど、選ぶ材質によって家の顔の雰囲気が大きく変わります。
門扉の種類
門扉はドアなどと同じように開け方で大別することができます。
今回は開け方別に5種類の門扉を紹介します。
両開き
両開きは左右対称の大きさの扉を備えたタイプです。
真ん中から開くので、外開きであれば特に扉が開くためのスペースを確保する必要があります。
親子両開き
親子両開きは、両開きの派生型で両開きのように真ん中で開くのではなく、真ん中よりも少しずれた位置で開きます。
要するに扉の片方が大きく「親」、片方が小さく「子」になっています。
子の方は固定して、扉として使わないようにするのが普通です。
片開き
片開きは、玄関前だけでなく勝手口や通路門などとして利用されることも多く、ドアのようになっている門扉です。
狭い場所に設置するのに適していて、車庫用である跳ね上げ式のカーゲートの隣に人用として設置されることもあります。
引き戸(アコーディオン)
これまで紹介した門扉は、引いたり、押したりして開くものでした。
そのため、設置するためには扉が開くためのスペースを必要とします。
しかし、引き戸は、横方向へスライドするようなものになっていますので、引き代さえしっかりと確保されていればより狭い場所にも設置することができます。
木造などの和風のテイストが最も似合うタイプで、古い家屋に多く見られます。
また、学校の校門など広い場所に設置する際は通常の引き戸とは違う、アコーディオンタイプが使用されます。
跳ね上げ(カーゲート)
跳ね上げタイプは、ここまで紹介したものとは違い、上下に開閉するタイプのものを指します。
別称で「カーゲート」と呼ばれているように、どちらかというと車庫用で、車内からリモコンで操作してゲートを開けることができます。
無論、手動で開け閉めできるものもあります。
門扉の鍵の種類
ここからは門扉の鍵の種類を紹介します。
門扉の鍵も、昔の日本では鍵のない打掛錠がほとんどでしたが、その打掛錠に鍵がつき、今ではほとんどの扉にシリンダー錠がついているのではないでしょうか。
打掛錠
打掛錠は、かんぬき錠などと似たタイプのもので、レバーハンドルなどで家屋側のバーを回転させて、金具に引っ掛けるものです。
以前は施錠するものというよりは、単に扉が風などで門扉が勝手に開かなくするようにするものでしたが、現在では打掛錠のハンドル部分などにシリンダー錠がつき、鍵で施錠するとハンドルも家屋側のバーも動かなくなるものとなっています。
シリンダー錠
今やほとんどの門扉についているのが玄関などと同じシリンダー錠です。
門扉のシリンダーも時代とともに進化し、最近ではディンプルやロータリーディスクシリンダーなどが採用されています。
門扉の場合、多くのシリンダー錠はハンドル部分とセットになっています。
インテグラル錠
インテグラル錠は、取っ手とシリンダーが一体になっているもので、通常は室内用扉に多く採用されています。
交換は楽ですが、その分もぎ取りに弱いなど、防犯性能に劣るところもあります。
また、製造年月の古いものであれば、防犯性の低い古いタイプのディスクシリンダーやピンシリンダー錠がついていることが多い錠前です。
電子錠・電気錠
これらは暗証番号やカードキーなどを使用して解錠する鍵穴のない鍵です。
オートロック機能などを備えているため、キーレスで鍵の施錠や開錠をすることができます。
電子錠は主に電池を使って動くもの、電気錠は電気の力を使って動くものだと考えてよいでしょう。
電子錠は電池を使って動かすことになりますので、電池の残量さえ気にかけていれば、配線などを気にする必要はありませんが、電気錠は配線工事が必要になります。
門の修理でよくあるケース
門を修理しなければいけなくなるケースには以下のような場合があります。
鍵が故障した場合
門に取り付けられている鍵が故障して、鍵が閉められなくなったりスムーズに開閉できなくなったりした場合は、鍵内部の錆や部品の破損等が原因として考えられます。
このような故障の場合には、鍵そのものを交換して対応する形となり、修理費用は約1万円からが相場です。
ただし、鍵内部の錆が小規模の場合については、浸透防錆潤滑剤を鍵穴に噴霧すれば状況が改善する可能性もあります。
この場合の費用は、部品交換のコストがかからないため、約3,000円が相場ですが、自分で潤滑剤を購入して作業を行えば、約1,000円で対応可能です。
門の開閉がしにくくなった場合
門の歪みや蝶番部分の歪みなどで門の開閉がスムーズに行えなくなった場合は、門扉の交換もしくは蝶番部分の交換によって対処します。
蝶番の交換については、ネジ止め式の汎用部品を交換するだけなら約1万円から、溶接で取り付けられているものを交換する場合は約4万円からが相場です。
門扉の交換を行う場合は、既存の門扉と同じ製品へ交換する場合は、門扉の購入価格に追加で作業費用が約2万円かかると考えておくと良いでしょう。
新たに門扉を設置する場合
門扉部分が老朽化し、全体的な交換を行う場合の費用は、門扉本体の価格を除くと、約15万円が相場です。
門扉本体の価格は材質やグレードによって変わりますが、約6万円からが相場ですので、門扉を交換する場合の費用は合計で約21万円からとみておくと良いでしょう。
古びて見た目が悪くなった場合
錆や塗装の劣化によって見た目が悪くなってしまった場合には、塗装による修繕を行います。
塗装費用は、一般的なスチール製門扉の場合、門柱部分を含めて約2万円から、門扉のみを塗装する場合は、1枚あたり約7,000円からが相場です。
塗装による修繕については、門扉の大きさや形状、使用する塗料、下地処理等によって価格が大きく変わりますので、まずは専門業者に状態を確認してもらい、プランや費用の見積もりを立ててもらうと良いでしょう。
門扉に見られる症状
門扉の修理が必要なときとは、どういったときでしょうか。
門扉にはさまざまな種類があるため、故障した際の症状もさまざまです。
もし、ご自宅の門扉に以下のような症状が見られる場合は、修理を検討したほうがよいでしょう。
開け閉めしにくい
すべてのタイプに共通して生じやすいのが、扉が開け閉めしにくいといった症状です。
門扉を開け閉めしようとしたときに、扉が重かったり、ひっかかったりすることはありませんか。
このような症状が現れていると、慣性では閉まってくれないため、閉めたと思っても門扉が開いたままであることが少なくありません。
アコーディオンタイプでは、一定のところまではスムーズに開き、途中から急に重くなるといった症状が出ることもあります。
いずれにしても、開け閉めしにくいのは不具合を起こしている証のため、早めの対処が求められます。
がたつきがある
扉を開けるとき、もしくは閉めようとしたときにグラグラとがたつくようなら、何らかの不具合が生じているかもしれません。
主に、開き戸タイプの門扉でよく見られる症状のひとつです。
また、扉を開け閉めしようとしたとき、門柱にこすれてしまうといった症状も、開き戸タイプではよくありがちなので覚えておきましょう。
施錠・解錠ができない
門扉を施錠・解錠しようと思っても、鍵やサムターンが回らないことがあります。
何度かトライしているうちに回るケースもありますが、完全に機能を果たさなくなることも少なくありません。
これらの問題の原因は色々と考えられるのですが、まず打掛錠の場合は錆や経年劣化によるパーツのずれなどが原因のひとつです。
シリンダー錠(打掛錠についているもの含め)の場合は、ほとんどの場合は鍵穴の詰まりが大きな原因であると考えられます。
砂塵、汚れ、水滴、場所によっては氷など、鍵穴には経年劣化とともに室外の環境が大きな影響を及ぼします。
特に細かいゴミや砂塵が鍵穴に詰まると、ある日突然、鍵が回らない、といった問題が発生します。
これは、ハイセキュリティシリンダーと呼ばれる錠のなかで、ディンプルキーなどの弱点とも言えます。
精密で緻密なつくりであるが故に、ゴミや埃の蓄積に弱く、定期的な掃除が必要という一面があります。
また、鍵は回るけれど空回りしているときは、単なる鍵穴の詰まりだけでなく、更に深刻な問題が起こっている可能性があります。
鍵の空回りは、シリンダーの回転運動が閂に伝わっていない、ということを意味しているからです。
シリンダーから動力を伝えるカムという部分に異常が起こっているか、閂のある錠ケースが経年劣化などで機械的な問題を起こしている、あるいは閂が収まるストライクという受座部分がずれてきている、といった原因が考えられます。
ハンドルが取れた、ノブが外れた
打掛錠やインテグラル錠のようなハンドルあるいはノブつきの鍵は、ハンドルやそこに繋がっている閂などが金属疲労で壊れてしまうことがあります。
電子錠・電気錠が反応しない
電子錠の場合は、内部の電池やバッテリーが切れている可能性があります。
電気的な故障の場合は、原因は配線かもしれませんし、単純に電気錠システムが故障したのかもしれません。
こればかりは専門家でないとわからないので、メーカーの担当者などを呼んで診て貰うようにしましょう。
電子錠や電気錠は、丈夫だと考えられているかもしれませんが、実のところシリンダータイプの鍵と同じく精密機器でもありますから、天候などの影響を受けやすくなっています。
防滴仕様などメーカー側も対策はしているものの、こまめなメンテナンスが必要です。
門扉の不具合の原因
門扉が不具合を起こしてしまうのは、いったい何が原因なのでしょうか。
考えられる原因はさまざまですが、ここでは代表的なものを紹介します。
外からの強い衝撃
住宅に使用されている門扉の多くは、アルミや木材、樹脂などが採用されています。
これらの素材は加工がしやすいうえに、耐用年数が長いという特徴があります。
一方で、強度自体はそれほど強くありません。
そのため、外部から強い衝撃を受けてしまうと、不具合の原因となることがあるのです。
門扉を強く蹴ったり、自転車やバイクがぶつかったりなどの強い衝撃を受けることで、蝶番(ちょうつがい)や扉が歪んでしまうケースは珍しくありません。
アコーディオンタイプの場合、風の影響を受けやすい特徴があり、強風によって壊れることもあります。
強風にあおられると、門扉そのものが大きく揺れてしまい、駐車スペースの車を傷つけてしまうことがあります。
乱暴な扱い
扉を閉めるとき、勢いよく閉めていないでしょうか。
このような乱暴な扱いを続けていると、扉や蝶番の歪みを引き起こしてしまう恐れがあります。
最悪の場合、ハンドル内部にダメージが加わり、開け閉めがまともにできなくなるかもしれません。
門扉を乱暴に扱うと、必然的にダメージが蓄積されて、劣化を早めてしまいます。
開閉するときや施錠・解錠するときは、優しく扱うことを心がけましょう。
劣化
門扉は毎日のように開閉する場所のため、必ず劣化していきます。
しかも、常に外気にさらされる屋外に設置されているため、雨や湿気、紫外線などによって劣化が進んでしまうのです。
ハンドルや鍵、蝶番などが劣化した結果、スムーズな動きができなくなります。
門扉の不具合を放置したらどうなるの?
たとえば扉そのものに問題が発生している場合、早い段階で対処すれば、ちょっとした修理や扉の交換だけで済むかもしれません。
しかし長く放置していると、同じ型番の扉が生産中止になってしまい、交換できなくなるリスクがあります。
その場合、門柱ごと新調しなくてはならず、余計な出費が発生してしまいます。
鍵にトラブルが発生している場合は、施錠できないため空き巣の被害に遭うリスクが考えられます。
空き巣は、侵入しやすい家を狙って犯行に及ぶため、門扉に鍵がかかっていなければ、易々と敷地内へ侵入してきます。
稀なケースではありますが、劣化が進んだ門扉なら、台風の強風で扉が外れて飛んでいってしまうことも考えられます。
もし、通行人にでもぶつかってケガを負わせてしまうと、損害賠償を請求されるかもしれませんので十分注意しましょう。
DIYでの修理は可能?
上記で紹介したような症状が見られる場合、このような状態の鍵をDIYで修理できるものなのでしょうか。
いくつか自分で試すことができる方法がありますので見ていきましょう。
このあと紹介する方法以外では、DIYでの修理は難しいかもしれません。
場合によっては、大掛かりな工事になる可能性もあるため、費用はかかりますが専門業者へ相談したほうがよいでしょう。
鍵穴を掃除する
鍵になんらかの異常が発生したら、とりあえず鍵穴を掃除しましょう。
鍵は精密機器ですので、鍵穴に異物が混入するだけでも、回らなくなったり、鍵が入らなくなったりするものです。
扉の開け閉めがしにくいだけなら、蝶番にサビがついているのかもしれません。
この場合は、サビ落としや潤滑スプレーなどを使用すると、症状が改善される可能性があります。
エアダスターなどでも鍵穴の異物を一掃できますし、掃除機で吸い取るのが鍵穴を傷つけず、安全です。
ただし下手をすると、針金などの先の細いものを使って異物を掻き出そうとして余計に奥に入り込んでしまう恐れもあるため、注意してください。
潤滑剤を入れる
十分に掃除をしたら、潤滑剤を入れてみましょう。
鍵が回らない原因には、もともと内蔵されていた潤滑剤が枯渇してしまった、というものもあります。
実際に潤滑剤を入れてこれらの症状が改善することは多々あります。
特に最近のディンプル錠などはその精密さゆえに定期的な掃除と潤滑剤によるメンテナンスが必要で、あまりにも怠っていると突然、不具合が出たりします。
ただし、潤滑油は必ず鍵専用のものを使ってください。
CRCスプレーなどは鍵穴内に残留してしまい、ゴミや砂塵とくっついて余計に詰まりとなってしまいます。
鍵穴専用であっても、必ず掃除をしてから塗布するようにしてください。
ゴミや埃が潤滑剤と共に鍵穴を詰まらせてしまうことがあります。
シリンダーの交換
シリンダーの内部の機構が壊れてしまうと、交換するしかありません。
門扉に掘込錠が入っている場合は、シリンダーを固定しているピンを外せばすぐにシリンダーごと抜くことができるはずです。
打掛錠などのように錠の一部として鍵がついている場合は、錠ごとの交換になります。
ハンドル・ノブの交換
ハンドルやノブを交換する前に、ねじが緩んでいるだけではないか金具を確認してみてください。
ハンドルやノブが折れてしまうといったことはそうそう多くはないのですが、古い鉄製の門扉などは打掛錠も錆びついてしまっているなど、経年の問題を抱えています。
時折、鍵だけでなく、門扉そのものを交換した方が良いケースもあります。
打掛錠はインターネットショッピングでも豊富に出回っており、気軽に購入できますので、よく寸法を測って交換してみてもよいでしょう。
業者への依頼が安心
ちょっとした修理ならDIYでも可能ですが、基本的には業者へ依頼したほうが安心です。
特に、劣化が酷く進んでいる門扉の場合、本体を丸ごと交換したほうがよいケースもあります。
本体ごと交換するとなると必然的に大掛かりな工事となるため、DIYではとても手に負えません。
門扉の修理や交換などの工事をしてくれるのは、リフォーム会社やエクステリア工事の専門業者などです。
インターネット上の評判などのチェックをしっかりして、依頼する業者を選びましょう。
門扉の修理にかかる費用相場
鍵のトラブルの場合、だいたい1万円〜が目安です。
鍵穴の異物を取り除くだけで改善されるのなら、もっと安く済むかもしれませんが、交換となれば1万円以上はかかるでしょう。
開け閉めがしにくいケースでは、1万〜10万円前後とかなり幅が生じます。
状態によって大きく費用が変わるため、事前にしっかりと見積もりをとっておきましょう。
門扉を丸ごと交換するケースでは、15万〜50万円程度とやや高額になります。
選ぶ製品や、工事を依頼する業者によって費用が変わることは覚えておいてください。
門扉を修理する前に知っておきたい門の材質の特徴
いざ門扉を修理することになる前に知っておきたい基礎知識を紹介します。
まずは、門の材質を知っておきましょう。
アルミ
アルミは軽量で錆びに強いという特徴があり、パネルタイプから格子タイプまで幅広い形状の門扉が販売されています。
板状のアルミ材を折り曲げて筒状にして作られるものと、溶かしたアルミを型に流し込んで作られるものがあり、強度や重量、デザイン合わせた使い分けが可能です。
また、塗装によって見た目の風合いを変えることもできるため、住宅のイメージに合わせたデザインの製品を選びやすいのもメリットと言えるでしょう。
ただし、アルミは成形直後から強度が低下していくという特性もあるため、長期間使い続けると溶接部分などが破断してしまうことがあります。
もし、大きな力を加えていないにもかかわらず、破断やヒビが見られた場合には、材質的な寿命が近いと考えられますので、新しいものに交換した方が良いでしょう。
スチール
鉄は成型方法によって強度や風合いが変わり、加工も容易という特徴がある素材です。
体積当たりの重量はアルミや木材に比べて重いのですが、塗装やメッキ等を施せば長期間使い続けることができ、錆が発生した場合も真鍮ブラシ等で錆を除去して塗装を施せば、元通りの強度を保つことができます。
門扉用途では、鍛造で作られるロートアイアンというデザイン性に優れた製品が人気です
木材
さまざまな木材を塗装して作られているのが木製の門扉です。
天然の木で作られているため、質感が良く、年月を経て風合いが変化するため、使い込む良さを求めているかたにおすすめの材質とされています。
ただし、木材は天然素材ですので、塗料等で保護しなければすぐに劣化が進んでしまいます。
こまめなメンテナンスは欠かせません。
木材の劣化を防ぐ浸透塗料の塗布や、表面を保護するニスの塗布を定期的に行えば、金属製品に近い年数使い続けることができるでしょう。
近年では、木材に樹脂を浸透させ、木材の見た目を保ちつつ耐久性を飛躍的に高めた製品も販売されています。
通常の木材に比べてわずかな質感の違いはありますが、メンテナンス頻度を大幅に減らすことができるため、手入れの手間を減らしたいという方は導入してみると良いでしょう。
門扉の修理に関する注意点
ここでは、門扉を修理する際に注意すべき点を解説します。
撤去する場合は撤去費用も発生する
門の交換を行う際には、古い門を撤去しなければなりません。
撤去した門は産業廃棄物として扱われるため、通常のゴミと同じように処理することができず、専門の廃棄業者に処分を依頼する必要があります。
また、解体工事そのものにも作業員と時間が必要ですので、解体費用も別途かかります。
門扉の交換工事や撤去工事を実施する場合には、廃材の処分費用と解体工事の費用が別々にかかるということを覚えておきましょう。
費用を安く抑えるには相見積もりをする
門扉の修理費用や交換費用を安く抑えたい場合には、複数の業者に見積もりを依頼する相見積もりを行うと良いでしょう。
工事にかかる費用は、人件費や出張費、資材購入費等の合計で計算されるため、仕入れルートの有無や施工現場までの距離、人件費の大小によってかかる費用に違いが生まれます。
相見積もりを行えば、平均でどれくらいの費用がかかるのかを判断することができ、安い業者や高い業者を判別することができるでしょう。
ただ、他の業者に比べて施工費が相場とかけ離れて安すぎる業者には注意が必要です。
このような業者は、何らかの方法で工事費用を切り詰めていることが予想されるため、工期の制限や資材費削減のための手抜き工事が行われる可能性が考えられます。
もちろん、仕入れなどの営業努力によって安価な施工を実現している会社もありますので、価格が気になった場合には何故安価に工事ができるのか質問してみると良いでしょう。
予算の上限を決めておく
業者に見積もりを依頼する際には、必ず予算の上限を決めてから依頼しましょう。
予算上限を決めずに見積もりを依頼すると、業者側としてはできるだけ良いものを選ぶため、施工費用が際限なく上昇してしまいます。
使用したい製品のイメージと、予算の上限をしっかり伝えておけば、予算の範囲内でイメージにあった製品を選んでくれるでしょう。
また、予算の上限が工事費用に足りない場合でも、門柱部分の工事を控えるなど、予算の範囲内で可能な修理、リフォーム方法を提示してもらえます。
門扉の修理を依頼する業者の選び方
門扉の修理に対応してくれる業者はたくさんありますが、それゆえにどこを選べばよいのか悩んでしまうことも少なくないでしょう。
鍵や開閉の調整といった簡単な修理ならあまり影響はありませんが、交換やリフォームなどの大がかりな工事を依頼する場合には、門の工事に関する基礎知識を持っておくことも重要です。
門に関する基本的な知識を持っていれば、提示された工事内容を把握しやすくなりますし、イメージを業者に正確に伝えられ、イメージ通りの工事プランが作られる可能性が高くなるでしょう。
そこで、この章では業者選びにおけるポイントをまとめました。
実績のある業者を選ぶ
門の修理や交換を依頼する際には、エクステリアリフォーム及び門扉の修繕の実績が豊富な業者を選びましょう。
エクステリア工事には高い専門性が求められるため、実績のあるところでないと不安です。
実績の乏しいところへ発注してしまうと、満足のいく仕上がりにならないかもしれません。
実績の豊かな業者なら、色々と相談にも乗ってくれます。
「自宅に合ったデザインを選びたい」「もっと防犯性に優れたものに換えたい」といった要望にも応えてもらえるでしょう。
保証やアフターフォローがあるかチェックする
新しい門扉に交換したケースでは、メーカー保証がつきます。
それ以外にも、業者が独自で保証を設けていることもあるため、事前に確認しておきましょう。
アフターフォローがあるかのチェックも重要です。
量産品の場合はある程度規格が決められているため、施工後にトラブルが起こる可能性は低いですが、オーダーメイドの製品はどうしても場所に合わせて製造することから、施工後に開閉などの調整が必要となる場合があります。
修理や交換をしてもらったものの、すぐに不具合が再発するケースも少なくありません。
このようなとき、どういった対応をしてくれるのか、その際の費用は無償なのか有償なのかといった部分を確認してください。
なるべく、手厚いアフターフォローのある業者を選びましょう。
相見積もりをとる
最初に見積もりをとったところへ、そのまま依頼してしまう方は多いですが、これはあまりおすすめできません。
一社のみの見積もりでは、提示された金額が適正なのかどうかも分からないからです。
他社では20万円で工事できる内容なのに、30万円の見積もりを出されるといったケースも考えられます。
1社からしか見積もりをとっていないと、高い金額を提示されても気づくことなく、そのまま契約してしまいます。
こうしたリスクを回避するためにも、相見積もりは絶対にとるべきです。
相見積もりをとっておけば、最安値と最高値の業者も把握できるため、お得に門扉の修理・交換ができます。
なるべくコストをかけたくない方は、相見積もりを忘れないようにしましょう。
まとめ
さまざまな要因によって、門扉は不具合を起こしてしまいます。
そのまま放置してすると、空き巣による被害やトータルでの修理代が高くなるなど、さまざまなリスクが生じかねません。
DIYで対応できることもありますが、基本的には修理業者への依頼がおすすめです。
お金はかかりますが、その分きちんと対価に見合う仕事をしてくれます。
まずは気軽に相談してみましょう。
外構工事をお考えの方は、住まいるヒーローズにお任せください。